"苦手"から"愛おしい"へ
わたしは平成元年生まれの29歳です。
年齢の一の位が9の時に、形は違えど、もれなくジャニーズにはまっているというのが自分で面白くなって、(9歳、19歳、29歳)これはたぶん一生ジャニーズにお世話になるんだろうな、この今のブームも過ぎ去って、39歳になった時、ジャニーズにときめいていなかったとしても、自分がどうしてこの人たちを好きだったのか思い出したいので書き留めようと思いました。
これまでの趣味嗜好を振り返ると
8歳…小原裕貴くんに惚れ、Jr.出演ビデオを繰り返し繰り返し見る。
9歳…夢に出てきた松本潤が急に好きになってしまう。(夢に出てくると好きになる病はいまだに治っていません)
10歳…松本潤が嵐としてデビューした途端、ジャニーズへの興味が急になくなる。
17歳…関ジャニ∞にハマる。丸山隆平の顔、声、キャラ、すべてが愛おしい。
Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔にもハマる。横から見る鼻筋が好きすぎたのがきっかけ。
18歳…関ジャニの47都道府県ツアーで東京ドームコンサートに行ったら、キスマイが出てきて涙。一緒にいた関ジャニファンの親戚に「え…そこで泣くの…」とドン引きされる。だってかっこよかったんだもん。藤ヶ谷が。
おそらくこの年にHey!Say!JUMPデビュー。
19歳…大学に入っても、身近に生粋の関ジャニファンがいて「Edenいいですよね
ー!」と盛り上がりコンサートも一緒に行ったりする。藤ヶ谷熱は下がった。
21歳…だんだんと関ジャニ熱も冷め、なだらかになる。
25歳…宝塚歌劇団に夢中。
29歳…突然の「有岡大貴かわいくない…?」病にかかり、今に至る。
今に至る、ってあっさり言っているが、Hey!Say!JUMPへの思いはかなり複雑だった。
すでに述べたように、Hey!Say!JUMPがデビューしたころ、わたしはキスマイが好きだった。すぐにデビューとはいかないだろうと思いながら、いつかこのメンバーでデビューしてほしいな…とワクワクしてた。
そんな中、Hey!Say!JUMPのデビューが決まり、メンバーを見たら、よく見た名前が多かった。
グループが混ざりすぎだよ!10人て!岡本って?え?どうすんだこれ!というのが第一印象だった。
あらゆる人が思っていたと思うけど、Ya-Ya-yahはどうなるんだ、とも。
そんなこと言ったら、J.J.Expressもだよ、って思うけど、特に人気があったように見えたYa-Ya-yahが…と思うと、切なくなった。
キスマイが好きだった立場からすると、一組デビューしてしまうとざっくり2年くらいはデビューがない気がしてチャンスが遠ざかったのが悲しかったのと、キスマイがバラバラにならなくてよかった…と安心したのと、デビューするのがなんでこのメンバーなの?という嫉妬だった。
いろんな気持ちがごちゃ混ぜになったのを憶えている。
この気持ちを引きずり、「Hey!Say!JUMP」という「グループ」への苦手意識を深く刻んできた。
そんな記憶があるから、今、Hey!Say!JUMPメンバーひとりひとりのかわいさ、かっこよさ、面白さを感じていることに驚いている。
彼らのデビュー当時は10人それぞれに、ファンには想像できない息苦しさがあったと思うし、この10年、いや、11年、それを糧にして今があるんだろうな、と思わせてくれる。
メイキングが見たくて買ったDVD、「I/O th Anniversary Tour 2017-2018」。
有岡くんの最後の挨拶が、本当にこの子はいい子だ!みんなに見てほしい!と思った。
彼の見る世界、これから見たい世界を、ちゃんと共有して私たちファンにも一緒に見せてくれる気がした。
10年経ったから話せる話も出てくると思うし、このタイミングで「Hey!Say!JUMP」という「グループ」を好きになったのは、その辺が大きかったと思う。(きっかけは有岡大貴の顔面だけど)
結局のところ、わたしは、Hey!Say!JUMPの成長過程を見ず、成熟してきたHey!Say!JUMPを好きになっただけだけれど、11年前ぼんやりと見ていたはずのJr.時代の彼らの姿を、割としっかり懐かしく思い出せるので、今の頼もしい姿を見ると感慨深い。
とはいえ、まだ小さい手足を一生懸命動かして踊っていたメンバーやら、独特なマイクの持ち方、肩の動かし方をするメンバーやら、11年経っても少しその名残があって、その瞬間だけタイムスリップした感じもする。(特に中島、伊野尾が顕著)
デビュー当時から、たくさんの可能性を秘めた素敵なグループだったことは確かだけれども、わたしは今やっと、手放しで、素敵なグループですね!と言える気がする。
ちなみに、あの時あんなに好きだったキスマイがデビューするときには、熱は冷めていたもののやっぱり嬉しかった。
藤ヶ谷派ではなく、玉森派になってはいたが。
そんなこんなで、わたしはHey!Say!JUMPのファンクラブに入り、悲鳴が苦手だという理由で行きたくないと思っていたコンサートの申し込みも済ませた。
好きになり始めた時は、「いや、まだそんな…ちょっと気になるってくらいだから…」と妙な保険をかけている。
個人的にこれは簡単には戻れないな、と思うのが、その気になっているものの画像を保存し始めた時。
保存した自分に気付いた時、「あっ、落ちたな」と思う。
有岡大貴の画像を保存した時、それが、平成最後の8月でした。